どんなにさむくても おそうじの時間は まどをあけようと きめた
まどの外からは あたらしい空気が おはようさんと にこり
みためのまいにちがどんなに同じでも わたしの空気は あたらしい
それがけっこう しあわせで 空気のように しあわせで
どんなにさむくても お風呂あがりは かんぷうまさつと きめた
からだの中では 生まれかわった血が よーいどんと にこり
みためのまいにちがどんなに同じでも わたしの血は 生まれかわる
それがけっこう いさましく 血のように いさましく
どんなにさむくても ひとりで歩くときは 背すじをのばそうと きめた
坂のとちゅうには 育ってきたつぼみが がんばってと にこり
みためのまいにちがどんなに同じでも わたしのつぼみは 育ってゆく
それがけっこう うれしくて つぼみのように うれしくて