じぶんが あたりまえだ と おもっていることを
そのとおりやってほしい と つたえたいとき
ただ あたりまえにつたえても
ぴんときてもらえないのだ ということを
きょうという たったいちにちで なんど おもったことだろう
そのあたりまえ とは
ぬいだくつはきちんとそろえるもんだ とか
おさらにとったおかずはのこさずたべるもんだ とか
だしたおもちゃはかたづけるもんだ とか
そういうことなのだけれど
そろえなさい たべなさい かたづけなさい と
やらなくてもこまらない そういうことを
ぴんとこないていどにつたえても
あしたから あたりまえにやってはもらえないのだ
ならば
くつがないてるよ とか
めがつぶれるよ とか
おばけがでるよ とか
こころのはしっこをくすぐるようにつたえても
あしたはきっと あたりまえにやってはもらえないのだろう
ならば
じぶんのあたりまえを すててしまえ と おもうのだが
おてあらいで せいてはことをしそんずる と
きょうのことわざが きぼうをくれたので
あしたも きっといちねんごのあしたも
きょうとかわらずつたえよう
ぶきようなかあさんは そうおもう