春を通り越したような暑い日が続きましたが、今朝は久しぶりに雨。
降ったり止んだり、強かったり弱かったり、シャワーみたいだったり、ミストのようだったり。
雨にもいろいろあるなあ、なんて思いました。
それでも春の雨は、悲しいイメージを和らげるようなあたたかみをもっている気がします。
それがちょっと救いだったり感じます。
小さな雨の日
小さな雨がふる
わたしの前に
ぽつん、とおちる
わたしの瞳に
ぱちん
いたい
火の子が飛んだかと思うほど
あの日の雨はぱちんと
小さく、ぱちんと
小さな雨がふる
わたしの前に
ぽつん、とおちる
わたしの頭に
ぽこん
いたい
はっとして目が覚めるほど
あの日の雨はぽこんと
小さく、ぽこんと
小さな雨がふる
わたしの前に
ぽつん、とおちる
わたしの胸に
ちくん
いたい
ほんとの涙がこぼれるほど
けさの雨はちくんと
小さく、ちくんと