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これっていじめじゃないか?なんて思うような目に遭いました。
一人で抱えているといつか心が折れてしまいそうなので 友だちに慰めてもらってちょっとすっきり。 ついでに今までの体験もふまえて詩にぶつけました。 またちょっとすっきりしました。 透明の涙 さっきまで群れにいた たしかにいたはずなのに 気がつけばわたしだけ ぽつんと独り そんなわたしを 群れは くすっと笑ってる 意地悪そうに笑ってる なにがなんだかわからないけれど だんだんくやしくなって 悲しいみたいに 涙が止まらない わたしは涙を透明にできるから 群れの目には映らない 十二歳の記憶が 勝手によみがえる とつぜん無視された朝の教室 そのまま独りで迎えた給食 話しかけてきた先生をつっぱねて 泣くだけ泣いた帰り道 家族に知られないように 必死でいつもの顔を作り 布団の中でまた泣いた あの日がまたやってくる 何か伝えるために 群れのひとりがやってきた おびえた色の腐った目 群れでは勝ち誇り笑っていたくせに ひとりになるとわたしがこわいのだ こわいからたくさんで集まって わたしをはじく 群れを捨てればいいと他の独り者が言う わたしにはできない 群れにわが子がいるのだ 他の子とともに たのしそうにしているわが子を見ると わたしはやっぱりこの群れに従わなくてはならないと思う それがどんなに屈辱で 心が軋みながら折れようとしていても さっきから ちらちらと 群れがわたしをうかがい見る 四十一歳のわたし 涙を透明に 悲鳴を作り笑いに 一歩だけ群れに近づく 唇をかみすぎて血が流れているのもかまわず
by racdasan
| 2008-06-10 00:38
| 詩・・・ココロのビタミン
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