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表裏のまったくちがう人、同じような人。使い分ける人。
いろんな人が身近にいますよね。 使い分ける人がまあいちばん器用で付き合い上手、ということなんだろうけど。 私は昔から表裏にそうちがいはなかったと思うけれど、この年になって、 またずいぶん表裏が近寄って来たなあ、と思います。 自分の表裏の境目の膜がたるんで、どっちへも流れて、もうどっちも同じような色になってしまったような・・・・。 絵筆を洗う容器の中のにごった水を見ながら、ふと思いました。 そして表裏のちがう人や使い分ける人に嫉妬した記憶が浮かび、詩ができました。 黒の苦悩 カラスは黒いじゃないか 黒くていいじゃないか なぜここにいる 白カラス はじめは黒く生まれたではないか なにが白くさせたのだ おかげで仲間は裂かれた 白いことは素敵と崇める者と 白いことを羨ましく妬む者に なぜカラスでいる 白カラス どうせならカラスであることも 黒といっしょに捨てればよかったものを おかげで仲間は蔑まれた 白いことは美しいと威張り誇る者や 白いほうが得だとせせら笑う者に なぜここにいる 白カラス 白たちのなかへ飛んでゆけ そうすれば黒たちは黒であることに 一点の曇りなく 胸を張って生きられるのだよ なあ 白カラス 飛んでいってくれよ 黒は白なんてまっぴらなのだよ ▲
by racdasan
| 2008-08-29 00:10
| 詩・・・ココロのビタミン
帰省して、とろーんとゆっくり過ごしてきました。
「忙しくない」「急がない」っていろんなことを考えられるものだな、と思いました。 そんな気づきを与えてくれる実家の家族を、あらためて好きになりました。 で、久しぶりに詩という詩ができました。 穴のあいた月 部屋の灯りがほとんど消えて かすかな音しか聞こえない そんな静かな夜が来て はじめて帰りたくなるの ガチャリと冷たい鍵音がして 孤独のしびれが指を刺す とっくに慣れたはずなのに やっぱり少し悲しいよ 黒い夜空にのまれず光る あの月のようだと人は言う だけど わたしは穴のあいた月 欠片を求めて眠れない わたしによく似たあの月はなぜ あんなに光っているのかな 何かにすがっていなくても 強くいるってできるかな ▲
by racdasan
| 2008-08-19 00:45
| 詩・・・ココロのビタミン
夏休みも半分終わったな、と思ったら義母が体調を崩しました。
長男もここ2,3日バテ気味。 そういった時期ですね。幸い、日が落ちるのが早くなったので夜の暑さからは 多少解放されたような気がしますが・・・ きょうは義母から一日目を離さずにいて、詩ができました。(エッセイかな?) 家族療法 義母が高熱を出した 病院から帰ると 義母は横になった 動かぬ義母を 子供たちはすこし心配そうに 「ばあちゃん、はい」 お気に入りの絵本や 見当違いの薬を薬箱から取り出して 枕元を散らかす そしていつの間にか テレビをつけ、おもちゃを運び 心配なんかそっちのけ うるさくしてはいけないと諭すと 義母は 「いいよ。いつもの音がしてるほうが治る」 子供たちは 「ばあちゃん、クッシャ、クシャやで」 と義母の髪をとかしてみたり 「ばあちゃん、チウシャします」 と腕に人差し指でブスッとしてみたり 「マッサージの時間です」 と唐突に足裏を揉みはじめたり とても楽しそうにそばから離れない じゃまをしてはいけないと怒鳴ると 義母は 「いいよ。ここにいてくれたほうが治る」 義母にとって 治すというすべは 薬を飲むことひとつではなく わたしたち家族が そばにいて吐く いつもどおりの空気を飲むことも治療に値するのだ 義母が寝入った その横でわたしたちは テレビのお笑い番組を見て 借りてきた本を読んで 風呂上りのデザートを食べて 昨日とまったく同じことを繰り返した ▲
by racdasan
| 2008-08-10 02:04
| 詩・・・ココロのビタミン
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