ひとやすみ工場

見ウシナワズ。

今年もやっぱりバタバタと忙しく終ってしまいました。

自分上昇にどれだけ努力できたか、はずかしいかぎりですが、
来年も詩はつづけます。だからこのブログもまだまだつづけます。
肝心なのは自分を見失わないこと。見せなくても大事にするものを
心の中でそっと温め、詩にぶつけていこうと思います。

これからもどうぞよろしく。
良いお年をお迎えください。

らくだ

記憶の箱の鍵

朝、おもちを焼いていて、どうしてだかふっと昔の彼のことが思い出されました。
記憶の箱って、おかしな風に開くものだなあ、と思いませんか？
で、詩ができました。


おもちの朝ごはん


おもちがゆっくり　熱をおび　内からゆっくり　張ってきて
フ　フツ　
熱に押されて
フ　フツ
わたしは　
焦げないように　微妙にずらし　がまんいっぱい　膨らます
プ　プス
とうとう裂けて
プ　プス
中身をさらす

朝ごはんが　はじまる

おもちとよく似た　恋をしたことが　あった
うまく焼けず　焦がしてばかり　
彼　どうしてる
こっちより　うまくやっていたら　なにか　くやしい
まる焦げをほおばる　彼を　妄想し
ハ　ハン
あざ笑って
ハ　ハフ
こっちのは最高　と誇ってみる

そして朝ごはんが　おわった

口ずさみたくなる楽しいことば

わが子はときどき、天才じゃないかと思うほどおもしろい言葉を見つけます。
昨日、末っ子を迎えに行った帰り道、自転車の後席で
「あんこ～、いんこ～、うんこ～！！」
やられた～！って感じです。あんこもいんこも、うんこと知り合いではないでしょうけど
うんこのおかげで二者が同じ土俵に上ってしまった。
最高のコンビネーションです。おかげで仕事中なんど一人ニタついてしまったか。
品の良し悪しを通り越して、口ずさみたくなるほど楽しいことばや
一回で覚えてしまえるコマーシャルのようなことばの力をつけたいと思って
詩ができました。


大きな口のカバン

カバ　カバ　カバ　　
大きな口でわらうカバン
テレビをいっしょに見ています
まねしてみました
カバ　カバ　カバ
みるみるたのしくなりました

カバ　カバ　カバ
大きな口をならすカバン
いろんなにもつを運びます
いつもありがとう
カバ　カバ　カバ
ふしぎとすなおに言えました

カバ　カバ　カバ
大きな口がゆれるカバン
きょうもいっしょに出かけます
いいことあるかな
カバ　カバ　カバ
雨がすっかりやみました